STEAMテーマ選定のコツ
「STEAM教育をやってみたいけれど、どんなテーマを選べば良いかわからない…」
多くの園長先生や保育士さんから、そんな声をいただきます。
STEAM教育の魅力は、子どもたちの「なんで?」という疑問を探求につなげるところにあります。
しかし、どのテーマが良いのか、どこまでのレベル感でやるべきか、悩ましいポイントも多いです。
この記事では、STEAMテーマ選びのコツや、実際の具体例をご紹介し、無理なく始められる方法を解説します。
1. 身近なものをテーマにする
子どもたちが日々触れているものから始めると、興味を引きやすいです。
例)「空はなぜ青いの?」「雨はどうやって降るの?」
2. 季節やイベントに合わせる
季節の変化に合わせたテーマは理解しやすく、感覚的に学びやすいです。
例)春:植物の成長、夏:水の蒸発、秋:落ち葉の観察、冬:氷の実験
3. 好奇心を引き出せる問いを立てる
「なんで?」「どうして?」と子どもたちが考えるきっかけを作るテーマが理想です。
例)「磁石はなぜくっつくの?」「風は見えないのに感じるのはなぜ?」
STEAM教育の魅力の一つは、年齢に応じて段階的に難易度を上げられる点です。
年少、年中、年長のそれぞれで適したテーマを選ぶことで、無理なく学びを深めることができます。
【年少向け】
・身の回りの不思議を探す:
・「浮くもの・沈むものの実験」
・「色水を混ぜて新しい色を作る」
・手を動かして学ぶ:
・ブロック遊びで簡単な形を作る
【年中向け】
・少し複雑な観察や実験を行う:
・「種から育てる植物観察」
・「水の蒸発と雲の成り立ち」
・協力して学ぶ活動:
・グループでの実験や制作
【年長向け】
・仮説を立てて検証する:
・「磁石はどうして引き合うのか?」
・「坂道を転がる車のスピードは変わる?」
・計画を立ててプロジェクトに挑戦:
・「風や水で動くおもちゃを作ってみよう」
・「橋を作ってどれくらいの重さに耐えるか試そう」
年齢に合わせたテーマ設定を行うことで、無理なくステップアップし、学びの定着が促進されます。
次のセクションでは、具体的な活動内容のテーマ例をご紹介します。
園でテーマ選定をする最大のメリットは、じっくり時間をかけて取り組めることです。
じっくり観察することで気づきが生まれる:
植物の成長や季節の移り変わりを日々見守ることで、日常の変化に敏感になり、学びが深まります。
長期プロジェクトの魅力:
長く取り組むことで、発見の積み重ねが起こり、探究心が自然に育ちます。
季節 |
テーマ |
活動内容
|
学びの内容
|
---|---|---|---|
春 |
植物の成長を観察しよう | ① 種を植える → ② 毎日水をあげて成長を観察 → ③ 発芽した後は茎の長さを測定 | 命の成長過程を知り、自然への興味を深める |
夏 |
水の蒸発と雲の成り立ち | ① ペットボトルに水を入れる → ② 日光の当たる場所に置く → ③ 水の減り方を観察し、蒸発の仕組みを知る | 水が消える現象の仕組みを学ぶ |
秋 |
落ち葉の分解を調べよう | ① 落ち葉を集める → ② 土の中に埋めて観察 → ③ 1週間ごとに分解の進み具合を記録 | 自然の循環を学び、命のサイクルを知る |
冬 |
氷の実験をしてみよう |
① カップに水を入れ冷凍庫で凍らせる → ② 出して温度変化を観察 → ③ 氷が溶ける速さを比べる | 温度の変化が物質に与える影響を知る |
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自園でSTEAM教育を始めるための5つのポイントをまとめました。
メールアドレスだけでご確認いただけます。
・難しすぎるテーマを選んでしまう
理解が難しい物理法則や化学反応は、年齢に合わせた内容にすることが大切です。
・子どもたちが実感できないテーマ
抽象的なテーマよりも、目に見えて触れられるものの方が学びが深まります。
・単発で終わってしまう
一度やって終わりではなく、繰り返し学べるテーマ設定が重要です。
テーマ選びでよくある失敗は、実は少しの工夫で解決できます。私たちのプログラムでは、飽きない仕組みと継続的な発見を提供する設計になっています。
【飽きない仕組みづくり】
・日々の変化を楽しむテーマ設計
・その日のうちに結果が見える実験を織り交ぜることで、子どもたちが「次は何が起きるんだろう?」と興味を持ち続けられます。
・例:色水を混ぜて色の変化を見る、水の蒸発を確認する、氷が溶ける様子を観察する
・毎週の小さな達成感
・テーマを小さな目標に分解し、週ごとに新しい発見を体験できるよう設計しています。
・「今日は種が芽を出した!」「葉っぱが増えた!」など、日々の変化を感じられます。
・保護者と一緒に楽しめる仕組み
・実験結果や観察の成果を家庭で共有できるよう、簡単な実験セットや観察キットを提供しています。
・親子で一緒に考え、体験できる学びを提供。
【テーマ選びの失敗を防ぐ設計】
・難易度の最適化
・年少・年中・年長に合わせた最適な難易度の実験を提案。
・難しすぎず、飽きずに取り組める内容を提供します。
・実感できるテーマの提供
・「見る」「触る」「動かす」など、五感で感じられるテーマを重視しています。
・抽象的な理論よりも、目で見える変化を感じられる内容です。
・継続できるテーマ設計
・単発で終わらず、次のステップへ進みたくなるような設計です。
・季節ごとのテーマを連動させ、1年間を通じて学びが続きます。
STEAMのテーマ選びは、子どもたちの「なんで?」を引き出すきっかけです。
無理に難しいことをするのではなく、身近なことから始め、季節ごとに少しずつステップアップしていくことがポイントです。
初期費用も抑え、教材の準備もMIRIDEがサポートしますので、
導入の負担を最小限に抑えることができます。
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